大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問5 (<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問5(<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、問いに答えよ。

a  一般に、コンピュータで文字を表現するには、文字ごとに数値を割り当てた( ア )を利用している。( ア )の体系には、例えば世界中の様々な言語の文字を統一的に表現することを目指した( イ )がある。

b  音楽や映像などのディジタルデータや、アイデア、ロゴマークは、その価値を生み出した創作者を保護することを目的として、様々な権利が認められており、それらの権利を( ウ )という。( ウ )の中には創作した時点で発生する著作権と、申請や登録などの手続きが必要な産業財産権などがある。産業財産権の具体的な権利としては( エ )や( オ )が挙げられる。

c  本人認証を行う上で生体認証は、( カ )という特徴がある。

( カ )にあてはまるものを1つ選べ。
  • 複雑な処理が必要で大型コンピュータのみで計算可能である
  • 他の認証方式と組み合わせて利用する必要がある
  • データ通信時の暗号化に最も利用されている
  • 本人しか持ち得ない複製困難な情報を利用する

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

 

生体認証とは生体の一部を用いて、顔認証、虹彩認証、指紋などの特性

利用することで本人確認を行います。

 

生体認証のテクノロジーにより、その人が持ち得ない情報に関係するため、

パスワードやセキュリティ・トークンに比べ、

持ち出しにくく、

盗用されにくい

のが特徴です。

これに該当するものが正解となります。

 

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 複雑な処理が必要で大型コンピュータのみで計算可能である

不正解

複雑な処理が必要で大型コンピュータのみで計算可能な処理能力を有するコンピュータは、

一般的にはスーパーコンピューターと呼ばれます。

選択肢2. 他の認証方式と組み合わせて利用する必要がある

不正解

2つ以上の認証要素を組み合わせた認証方式は、

多要素認証と呼ばれます。

生体認証は多要素認証で取り扱う認証要素に含まれますが、

問題文で問われているのは生体認証の特徴であるため、

誤りです。

選択肢3. データ通信時の暗号化に最も利用されている

不正解

生体認証はデータ通信の暗号化通信のプロセスで利用されないため、

誤りです。

※暗号化通信のプロトコルを総称してSSL/TLSと呼ばれます。

選択肢4. 本人しか持ち得ない複製困難な情報を利用する

正解

生体認証の特徴である、

本人しか持ち得ない情報とは、

問題文にある本人しか持ち得ない複製困難な情報と同義であるため、

正解です。

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