大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問4 (<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問4(<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、問いに答えよ。

a  一般に、コンピュータで文字を表現するには、文字ごとに数値を割り当てた( ア )を利用している。( ア )の体系には、例えば世界中の様々な言語の文字を統一的に表現することを目指した( イ )がある。

b  音楽や映像などのディジタルデータや、アイデア、ロゴマークは、その価値を生み出した創作者を保護することを目的として、様々な権利が認められており、それらの権利を( ウ )という。( ウ )の中には創作した時点で発生する著作権と、申請や登録などの手続きが必要な産業財産権などがある。産業財産権の具体的な権利としては( エ )や( オ )が挙げられる。

c  本人認証を行う上で生体認証は、( カ )という特徴がある。

( エ )、( オ )にあてはまるものを2つ選べ。
  • 知的財産権
  • 意匠権
  • 複製権
  • 著作者人格権
  • 公衆送信権
  • 生存権
  • 特許権
  • 公表権

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

 

産業財産権とは産業と関わりが深く、特許庁が所管している権利となります。

以下4種類の権利を総称して産業財産権と呼びます。

 

・特許権

特許権は「発明」と呼ばれる新しい技術に関して与えられる権利です。

・実用新案権

実用新案権は物品の形状、構造、組合せに関する「アィディア(考案)」に関して与えられる権利です。

・意匠権

意匠権は物品あるいは物品の部分における形状・模様・色彩に関する「デザイン」に関して与えられる権利です。

・商標権

商標権は事業者が取り扱う商品やサービスを他のものと区別するためのマークである「商標」に与えられます。

 

これらに当てはまるものが正解となります。

選択肢1. 知的財産権

不正解

「他人に無断で使用されない権利」を定めたものが「知的財産権」と呼ばれます。

「知的財産権」には「産業財産権」と「産業財産権以外」のものが含まれるため、

「産業財産権」とは同じにはなりません。

選択肢2. 意匠権

正解

冒頭の説明通り「意匠権」は「産業財産権」を表す権利の一つです。

選択肢3. 複製権

不正解

複製権は著作物を複製する権利です。

「産業財産権」を表す権利ではありません。

選択肢4. 著作者人格権

不正解

著作者人格権 は著作権の一部であり、著作者本人の人格的利益を保護するための権利です。

「産業財産権」を表す権利ではありません。

選択肢5. 公衆送信権

不正解

公衆送信権は、著作者以外の人を著作物を公衆送信することを規制するための権利です。

「産業財産権」を表す権利ではありません。

選択肢6. 生存権

不正解
生存権は日本国憲法で

「すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」

として定められた権利のことです。

「産業財産権」を表す権利ではありません。

選択肢7. 特許権

正解

冒頭の説明通り「特許権」は「産業財産権」を表す権利の一つです。

選択肢8. 公表権

不正解

公表権は著作者が自分の著作物を公表するかどうか、

公表する時期をいつにするか方針を決める権利です。

「産業財産権」を表す権利ではありません。

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