大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問3 (<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問3)
問題文
a 一般に、コンピュータで文字を表現するには、文字ごとに数値を割り当てた( ア )を利用している。( ア )の体系には、例えば世界中の様々な言語の文字を統一的に表現することを目指した( イ )がある。
b 音楽や映像などのディジタルデータや、アイデア、ロゴマークは、その価値を生み出した創作者を保護することを目的として、様々な権利が認められており、それらの権利を( ウ )という。( ウ )の中には創作した時点で発生する著作権と、申請や登録などの手続きが必要な産業財産権などがある。産業財産権の具体的な権利としては( エ )や( オ )が挙げられる。
c 本人認証を行う上で生体認証は、( カ )という特徴がある。
( ウ )にあてはまるものを1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(情報)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問3(<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
a 一般に、コンピュータで文字を表現するには、文字ごとに数値を割り当てた( ア )を利用している。( ア )の体系には、例えば世界中の様々な言語の文字を統一的に表現することを目指した( イ )がある。
b 音楽や映像などのディジタルデータや、アイデア、ロゴマークは、その価値を生み出した創作者を保護することを目的として、様々な権利が認められており、それらの権利を( ウ )という。( ウ )の中には創作した時点で発生する著作権と、申請や登録などの手続きが必要な産業財産権などがある。産業財産権の具体的な権利としては( エ )や( オ )が挙げられる。
c 本人認証を行う上で生体認証は、( カ )という特徴がある。
( ウ )にあてはまるものを1つ選べ。
- 知的財産権
- 意匠権
- 複製権
- 著作者人格権
- 公衆送信権
- 生存権
- 特許権
- 公表権
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。
ここで述べていることは、
幅広い創作活動(発明、音楽、創作活動)によって創り出した人に対して
割り当てらる、「何にも侵害されない権利」を指しており、
権利が侵害されることのないようにすることを目的としています。
これに該当するものが正解となります。
では、問題を見てみましょう。
正解
冒頭で説明しました通り、「他人に無断で使用されない権利」を定めたものが「知的財産権」と呼ばれます。
これが正解となります。
知的財産法では、知的財産を以下のように定義しています。
不正解
意匠は、「物品、画像、建築物」のデザインを保護します。
創作者を保護するという点では知的財産権と類似していますが、
特許は、技術的アイデア(発明)を保護するに対し、
対象がデザイン(意匠)を保護します。
意匠とは
のことを指します。
不正解
複製権は知的財産権の権利の一部であり、
著作物を複製する権利です。
複製権が割り当てられた著作物に対して他人は著作者の許諾なしに複製してはいけません。
不正解
著作者人格権 は著作権の一部であり、
著作者本人の人格的利益を保護するための権利です。
以下のような権利を含み、
著作権とは異なり他人には譲渡できない権利となります。
不正解
公衆送信権は、
著作者以外の人を著作物を公衆送信することを規制するための権利です。
公衆送信行為は、
著作権法(2条1項7号の2)より
と定義されます。
不正解
生存権は国民に対して人間らしい生活ができるように。
日本国憲法で
として定められた権利のことです。
不正解
特許権は発明を保護する権利であり、
知的財産権の一つに含まれます。
特許権を所得すれば、
発明を一定期間独占的に使用する権利ができ
第3者が特許発明を使用した場合は、
これを排除することができます。
不正解
公表権は著作物でまだ未公表なものを公表することを著作者自身が決定する権利です。
ある著作物を公表するのかしないのか、
もし公表する場合、
どのよう形式で公表するか決定するすることができます。
知的財産権には、
特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、育成者権他の知的財産について、
「他人に無断で使用されない権利」を定めた法的に定められた権利を指します。
知的財産に含まれる権利については、
色々な種類がありますので、
その違いについても理解しておきましょう。
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