大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問55 (<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問55(<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、問いに答えよ。

なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する 表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。

ある高等学校の体育祭は、a~fの6クラスで競い合う。この体育祭の競技は9つあり、競技ごとに試合数が決まっており、20が最大である。各試合の1位から3位までに得点が与えられ、得点の合計により優勝が決まる。競技ごとに得点は異なり、同順位は存在しない。競技には、必ず全クラスが全試合に出場する。また、点差などから作戦を立て、競技への出場者の変更が可能である。
Yさんは、体育祭で使用するシートの作成を大会本部から依頼され、昨年の結果を動作確認のためのテストデータとして使い、シートを作成することにした。

Yさんは、まず昨年の各競技における得点と実施された試合数の一覧であるシート1得点一覧の作成を行うことにした。これは、第1競技では各試合の1位に20点、2位に10点、3位に5点が与えられ、20試合あることを示している。Yさんは、後で総合結果を求めるシートを作成するときに、計算が正しく行われているかを確認できるように、競技ごとの得点の合計を求めることにした。セルF2に計算式SUM(B2~D2)( ア )を入力し、セル範囲F3~F10に複写した。
Yさんは、各競技で試合結果を入力するシート2第1競技順位の作成を行うことにした。試合数は第1競技の20が最大であるので、第1競技の入力用のシートを作成して、他の競技用はこのシート2を複写することにした。セルA1には競技名である「第1競技」を入力し、試合数は計算式で求めることにした。シート2は他の競技用に複写するので、セルD1には計算式VLOOKUP(A1,得点一覧![ イ ],5)を入力した。列Aの試合番号は、1から試合数までの数値を表示し、それ以外は空白("")となるようにする。そのためセルA3に1を入力し、セルA4には計算式IF(A3<D$1,[ ウ ],"")を入力し、セル範囲A5~A22に複写した。
シート2のセル範囲B3~D22には各試合の1位~3位のクラス名を入力するが、重複入力を防ぐために、列Eに重複確認の欄を追加した。試合番号が空白の場合には空白とし、それ以外でクラス名の重複がある場合には「重複」と表示するように、セルE3に
計算式IF([ エ ],"",IF([ オ ],"重複",""))を入力し、セル範囲E4~E22に複写した。
その後Yさんは、作成したシート2を第2競技から第9競技用に複写し、すべての競技のテストデータを入力した。

( エ )にあてはまるものを1つ選べ。
問題文の画像
  • A3=""
  • A3≠""
  • D1=""
  • D1≠""

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この過去問の解説 (1件)

01

「第1競技順位」のシートのE列に、1位~3位のクラス名の重複がないかを確認するための式を入力する問題です。

 

 

問題文を読むと、「試合番号が空白の場合は空白」とあるので、まず、これを式で表していきます。最初はセルE3に入力するので、シートの3行目で考えていきます。

試合番号はA列のセルA3にあるので、このセルをみて、空白("")ならセルE3も空白("")、そうでなければクラス名の重複を調べるので、IF文を使い、IF(A3=""、""、(試合番号がある場合の処理))となります。

次に、この IF 文の中にある「試合番号がある場合の処理」ですが、ここで1位~3位のクラス名の重複がないかを調べます。

1位~3位のクラス名で重複がある場合というのは、「セルB3=セルC3」または「セルB3=セルD3」または「セルC3=セルD3」が成り立つ場合です。(もちろん、この中には「セルB3=セルC3=セルD3」の場合も含まれます)3つの条件が「または」で結ばれているということは、どれか一つが成り立てば「真」になるということです。よって、これを式で表すと、「OR(B3=C3、B3=D3、C3=D3)」となります。

よって、「OR(B3=C3、B3=D3、C3=D3)」が成り立てば「"重複"」を表示し、そうでなければ、「""」(空白)を表示します。

 以上の内容を1つの式で表すと、

 IF(A3=""、""、IF(OR(B3=C3、B3=D3、C3=D3)、"重複"、""))

となります。

以上により、解答欄(エ)には「A3=""」の選択肢の番号が入ります。

選択肢1. A3=""

解説の冒頭で述べた通り、正しい式です。

選択肢2. A3≠""

A3≠""」だとすると、セルE3に入る式は、IF(A3≠""、""、IF(・・)) となって、A列に試合番号がある場合は常に「""」(空白)が表示されてしまい、クラス名重複のチェックの意味をなさなくなります。よって、正しくありません。

選択肢3. D1=""

「D1=""」だとすると、セルE3に入る式は、IF(D1=""、""、IF(・・)) となりますが、セルD1には試合数の「20」がすでに入っているので、A列に試合番号があるなしにかかわらず、常にクラス名の重複のチェックを行ってしまいます。その結果、もし、1位~3位のセルがすべて空白の場合は、OR(・・ )が真となり、「"重複"」と表示されることも考えられ、正しくはありません。

選択肢4. D1≠""

D1≠""」だとすると、セルE3に入る式は、IF(D1≠""、""、IF(・・)) となりますが、セルD1には試合数の「20」がすでに入っているので、「D1≠""」が常に成り立つことになり、A列に試合番号があるなしにかかわらず常に「""」(空白)が表示されてしまいます。よって、正しくはありません。

まとめ

「AまたはB」という論理式は「A OR B」、「AかつB」という論理式は「A AND B」と表すことができます。図で表すと、以下のようになります。基本的なことですが、しっかり頭の中に入れておいて下さい。

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