大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問63 (<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問3)
問題文
Nさんは、分析が趣味である。ある競技を観戦し、興味をもったので結果を集計し分析することにした。この競技の試合は、1人対1人で行われ、攻撃の順番を決め交互に攻撃を行い、得点を競う形式である。勝敗は、得点の多い者が勝者、少ない者が敗者となり、両者の得点が等しい場合は引き分けとなる。それぞれの試合で、先に攻撃を行うことを先攻、後に行うことを後攻という。
この競技を4人で競い合っている。各選手は他3人の選手と50試合(先攻25試合、後攻25試合)ずつ合計150試合、全体では300試合を行い、勝率により順位を決定する。勝率は、引き分けを除いた試合数で勝ち数を割って計算する。
次の文章を読み、空欄[ ウ ]に入れるのに最も適当なものを、後の解答群のうちから一つ選べ。なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。
全300試合中24試合が終了したところで、Nさんはシート1試合結果を作成した。列Aに試合番号、列Bに先攻選手の名前、列Cに後攻選手の名前、列Dに先攻選手の得点、列Eに後攻選手の得点を入力する形式とした。
また、各試合の勝者がわかるようにするために、列Fに勝者を表示する欄を追加した。結果が引き分けの場合は「-」と表示することにし、セルF2に計算式IF(D2=E2,"-",IF([ ア ],B2,C2))を入力し、セル範囲F3~F25に複写した。列Gには敗者を表示する欄を追加し、セルG2に適切な計算式を入力し、セル範囲G3~G25に複写した。
次に、各選手の勝敗を分析するために、シート2勝敗集計を作成した。1行目には選手名を入力した。2行目には各選手が戦った試合数を表示することにし、セルB2に計算式COUNTIF(試合結果![ イ ],[ ウ ])を入力し、セル範囲C2~E2に複写した。また、3行目には各選手が勝った試合数を表示することにし、セルB3に計算式COUNTIF(試合結果![ エ ],[ ウ ])を入力し、セル範囲C3~E3に複写した。4行目には負けた試合数を、5行目には引き分けの試合数を表示するために適切な計算式を入力した。6行目には勝率を表示することにした。勝率は引き分けを除いた試合数で勝ち数を割って計算するが、全試合引き分けの選手はいなかったため、セルB6に計算式B3/(B2-[ オ ])を入力し、セル範囲C6~E6に複写した。7行目には勝率にもとづいて順位を表示するために、セルB7に計算式RANK([ カ ],[ キ ])を入力し、セル範囲C7~E7に複写した。
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問題
大学入学共通テスト(情報)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問63(<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
Nさんは、分析が趣味である。ある競技を観戦し、興味をもったので結果を集計し分析することにした。この競技の試合は、1人対1人で行われ、攻撃の順番を決め交互に攻撃を行い、得点を競う形式である。勝敗は、得点の多い者が勝者、少ない者が敗者となり、両者の得点が等しい場合は引き分けとなる。それぞれの試合で、先に攻撃を行うことを先攻、後に行うことを後攻という。
この競技を4人で競い合っている。各選手は他3人の選手と50試合(先攻25試合、後攻25試合)ずつ合計150試合、全体では300試合を行い、勝率により順位を決定する。勝率は、引き分けを除いた試合数で勝ち数を割って計算する。
次の文章を読み、空欄[ ウ ]に入れるのに最も適当なものを、後の解答群のうちから一つ選べ。なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。
全300試合中24試合が終了したところで、Nさんはシート1試合結果を作成した。列Aに試合番号、列Bに先攻選手の名前、列Cに後攻選手の名前、列Dに先攻選手の得点、列Eに後攻選手の得点を入力する形式とした。
また、各試合の勝者がわかるようにするために、列Fに勝者を表示する欄を追加した。結果が引き分けの場合は「-」と表示することにし、セルF2に計算式IF(D2=E2,"-",IF([ ア ],B2,C2))を入力し、セル範囲F3~F25に複写した。列Gには敗者を表示する欄を追加し、セルG2に適切な計算式を入力し、セル範囲G3~G25に複写した。
次に、各選手の勝敗を分析するために、シート2勝敗集計を作成した。1行目には選手名を入力した。2行目には各選手が戦った試合数を表示することにし、セルB2に計算式COUNTIF(試合結果![ イ ],[ ウ ])を入力し、セル範囲C2~E2に複写した。また、3行目には各選手が勝った試合数を表示することにし、セルB3に計算式COUNTIF(試合結果![ エ ],[ ウ ])を入力し、セル範囲C3~E3に複写した。4行目には負けた試合数を、5行目には引き分けの試合数を表示するために適切な計算式を入力した。6行目には勝率を表示することにした。勝率は引き分けを除いた試合数で勝ち数を割って計算するが、全試合引き分けの選手はいなかったため、セルB6に計算式B3/(B2-[ オ ])を入力し、セル範囲C6~E6に複写した。7行目には勝率にもとづいて順位を表示するために、セルB7に計算式RANK([ カ ],[ キ ])を入力し、セル範囲C7~E7に複写した。
- A1
- A2
- B1
- B4
- B5
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この過去問の解説 (2件)
01
空欄[ウ]は、COUNTIF関数の「条件(何を数えるか)」に入るものです。
シート2の2行目は「各選手が戦った試合数」を出したいので、
シート1(試合結果)の選手名が入っている範囲(例:先攻・後攻の2列)から、
シート2の見出し(B1~E1にある選手名)と一致する回数を数える必要があります。
したがって[ウ]には「数えたい選手名が書いてあるセル」、つまり「B1」が最も適切です。
誤り
A1は「選手」という見出し(文字)であり、選手名ではありません。
COUNTIFの条件にA1を入れると「選手」という文字を探して数えることになり、試合数になりません。
よって、誤りです。
誤り
A2は「試合数」という見出し(文字)であり、選手名ではありません。
COUNTIFは条件と一致するセルの個数を数えるため、A2では目的の集計になりません。
よって、誤りです。
正しい
B1には選手名(例:渡辺)が入っており、COUNTIFの条件として
「この選手名と一致する回数」を数えるのに適しています。
誤り
B4は「負け数」の集計結果が入るセルで、選手名ではありません。
COUNTIFの条件に数値セルを入れると、その数値と一致するセルを数えることになり、試合数集計になりません。
よって、誤りです。
誤り
B5は「引き分け数」の集計結果が入るセルで、選手名ではありません。
COUNTIFの条件に数値セルを入れると、その数値と一致するセルを数えることになり、試合数集計になりません。
よって、誤りです。
誤り
B6は「勝率」の計算結果が入るセルで、選手名ではありません。
勝率の数値を条件にしても、試合結果シート内でその数値を数えるだけになってしまいます。
よって、誤りです。
この問題の判断ポイントは、COUNTIF(範囲, 条件) のうち、
[ウ]が「条件」=誰のデータを数えるのか(選手名)を指定する部分だと見抜くことです。
同種の問題では、まず「何を数えたいか(試合数・勝ち数など)」を決め、
次に「その情報がどの列にあるか(先攻/後攻/勝者など)」を範囲にし、
最後に「条件は見出しの選手名セル(B1など)」を置く、という順で考えるとスムーズにいきます。
【point】
COUNTIF(範囲, 条件)
◆役割:範囲の中で条件に一致するセル数を数える。
範囲は「数えたい値が入っている列・行」を選ぶ(集計表ではなく元データ列)
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02
この問題では、何を基準にセルの数を数えるか?についてを問われています。
ここでは、基準とするのは、それぞれ試合に参加した各「選手」なのは明白だと考えられます。
これを踏まえて選択肢を考えましょう。
B2セルの数式で A1 を参照すると、「選手名」ではなく "選手" というワードを [イ] で指定した範囲で探すこととなります。
よって誤りです。
B2セルの数式で A2 を参照すると、「選手名」ではなく "試合数" というワードを [イ] で指定した範囲で探すこととなります。
よって誤りです。
B2 セルの数式で B1 を参照することは、正しい選手名を参照することにつながるので、正答となります。
B2セルの数式で B4 を参照すると、「選手名」ではなく 負けた試合数の回数(数値) を [イ] で指定した範囲で探すこととなります。
よって誤りです。
B2セルの数式で B5 を参照すると、「選手名」ではなく 引き分けた試合数の回数(数値) を [イ] で指定した範囲で探すこととなります。
よって誤りです。
B2セルの数式で B6 を参照すると、「選手名」ではなく 勝率(数値) を [イ] で指定した範囲で探すこととなります。
よって誤りです。
この問題では選択肢としてありませんでしたが、
$B1 を指定するとどうなるでしょうか。
B2 セルでは、 $B1 セルを参照することは「選手名」を参照することとなりますので正しいです。
ですが、例えばそれをC2 セルに複写しても、参照は B1 で変わりありません。
ですので、B2~E2 のすべてのセルで、B1の選手の試合参加回数を表示することになるので、適切となりません。
$ の有無は、特に数式を複写するときにおいて重要な役割を示しますので、よく検討をしましょう。
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