大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問10 (<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問10)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問10(<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章(b)の空欄( サ )に入れるのに最も適当なものを、後の解答群のうちから一つ選べ。

b  情報通信ネットワークの通信方式に関して、回線交換方式とパケット交換方式を比較する。回線交換方式は、従来の固定電話でも用いられていた通信方式で、通信する2点間で接続を確立し、送受信するデータの有無にかかわらず、回線を占有する。一方、パケット交換方式は、インターネットなどで使用されている通信方式で、データをパケットと呼ばれる小さな単位に分割して、一つの回線に異なる宛先のパケットが混在してもよい形で通信を行う。( コ )は回線交換方式のメリット、( サ )はパケット交換方式のメリットと言える。
  • 安全な通信ができる仕組みであるため、暗号化が不要であること
  • 通信中は回線を占有できるため、時間あたりに通信できるデータ量が安定すること
  • 距離にかかわらず、遅延の少ない通信ができること
  • 回線を効率的に利用して、回線数より多くのユーザが同時に通信できること
  • 必ず接続が確立できること

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は「回線を効率的に利用して、回線数より多くのユーザが同時に通信できること」です。

 

パケット交換方式では、回線を占有せずに、データを小さなパケットに分けて送信します。

そのため、パケットを送信していない間は、他のユーザが同じ回線を利用可能です。

選択肢1. 安全な通信ができる仕組みであるため、暗号化が不要であること

不適切です。暗号化の有無は通信方式とは関係なく、パケット交換方式でも暗号化は必要です。

選択肢2. 通信中は回線を占有できるため、時間あたりに通信できるデータ量が安定すること

不適切です。パケット交換方式では回線を占有しません。

選択肢3. 距離にかかわらず、遅延の少ない通信ができること

不適切です。送信元と宛先のルーター間の距離が長くなれば、パケットがネットワーク上を通過する時間が長くなるため、遅延は増えやすくなります。

選択肢4. 回線を効率的に利用して、回線数より多くのユーザが同時に通信できること

適切です。冒頭で説明したように、回線を占有しないため、パケットを送信していない間は、他のユーザが同じ回線を利用可能です。

選択肢5. 必ず接続が確立できること

不適切です。ネットワークが混雑すれば通信が困難になる場合があります。

まとめ

パケット交換方式では、回線を占有しないため、パケットを送信していない間は、他のユーザが同じ回線を利用可能です。

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