大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問5 (<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問5(<旧課程>情報関係基礎(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章(c)を読み、空欄( カ )に最も適当なものを、後の解答群のうちから一つ選べ。

c  注意や情報をひと目で理解できるように示すため、次の図1のようなピクトグラムが用いられている。ピクトグラムは( エ )ため、特定の言語に依存しない情報伝達が可能となる。ピクトグラムには、日本の産業製品生産に関する規格である( オ )で制定された図記号に含まれるものもある。ピクトグラムに関してこのような制定を行うことには、( カ )という利点がある。
問題文の画像
  • 同じ意味を表す異なるピクトグラムの乱立を防ぐことができる
  • ピクトグラムを誰もが自由に改変できるようになる
  • ピクトグラムの解釈に多様性が生まれる
  • 日本の産業製品生産に関する規格の信頼性が増す

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は「同じ意味を表す異なるピクトグラムの乱立を防ぐことができる」です。

 

ピクトグラムにはJIS(日本産業規格)に認定されているものがあります。

例えば非常口のマーク🏃は、ひと目で「非常口だ!」と分からないと、危険な場面で避難できないですよね。

施設によって多種多様な非常口のマーク🏃👤🙋があると、混乱してしまいます。

 

非常口のピクトグラムに限らず、公共の場で一般的に使われるものは統一する必要があり、JISがその整備をする役割を担っています。

選択肢1. 同じ意味を表す異なるピクトグラムの乱立を防ぐことができる

適切です。冒頭で説明したように、同じ意味を表す異なるピクトグラムが複数あると、見た人の混乱を招きかねません。

JISによって制定を行い管理することで、似たようなピクトグラムの乱立を防いでいます。

選択肢2. ピクトグラムを誰もが自由に改変できるようになる

不適切です。JISに認定されているピクトグラムに著作権はありませんが、改変する場合は事前に確認して許可を得る必要があります。

選択肢3. ピクトグラムの解釈に多様性が生まれる

不適切です。ピクトグラムは文字を使わないので、見た人の多くが同じ解釈をできるように作られています。

JISの制定は、似たようなピクトグラムの乱立を防ぐ目的があるため、解釈の多様性は関連しません。

選択肢4. 日本の産業製品生産に関する規格の信頼性が増す

不適切です。ピクトグラムについての制定が、直接的に規格の信頼性を増すことには繋がりません。

まとめ

公共の場で一般的に使われるようなピクトグラムは、多くの人が共通認識をもって、同じ解釈ができる必要があります。

JISによるピクトグラムの制定があることで、同じ意味を表す異なるピクトグラムの乱立を防いでいます。

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