大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問23 (第2問 問13)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問23(第2問 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

B  次の文章を読み、後の問いに答えよ。

SさんとTさんは、迷路を使ったゲームを作ろうとしている。迷路は図1のようにマス目を壁(太線で表されている。)で区切って作る。キャラクターは、上下左右の入力操作を受け、その方向に壁がなければ隣接するマスに移動する。

次の文章を読み、空欄( ス )に入れるのに最も適当なものを、後の解答群のうちから一つ選べ。

ゲームを面白くするため、財宝がどこかのマスに現れ、コンピュータが操作するキャラクター(以下、COMと呼ぶ。)と、どちらが早く財宝にたどり着くかを競うゲームにしようと考えた。後の会話は図4と図5を見ながらの議論である。

S:どうやったら自動的にCOMを動かせるのかな。COMは今、右と左に進むことができて、財宝は右上方向にあるけど、ここでは左に進まないと最短で財宝にたどり着かないよね。どうやってそれがわかるのかな?
T:この迷路は、財宝への行き方は1通りになるように作ってあるから、それぞれのマスで、財宝へ向かう方向がわかればいいんだよね。例えば図5のように表現するのはどうかな。「あ」のマスには財宝を表す「〇」があって、ほかのマスの矢印は「あ」の財宝へ向かう方向を表しているよ。
S:そうだね。壁の有無はもうわかるから、その情報から計算できるかな?T:「あ」の周りの壁の情報から、「あ」に移動できる隣のマスがわかるよね。まず、そのマスに「あ」へ向かう方向の矢印を書き込む。あとは、そのマスに移動できる隣のマスのうち、まだ矢印が書かれていないマスを見つけては正しい向きの矢印を書き込む、というのを繰り返せばいいんじゃない?
S:なるほど。私の方法(図2)を例えば0011というマスがあったとして、そこに「←」を書き込んだとしたら、次はこのマスの( ス )側のマスに「( セ )」を書き込めばいいね。これを繰り返して、全部のマスで矢印の表現ができれば、どのマスからでも順番にたどっていけば財宝までたどり着けるね!ところで、財宝の場所が変わったら、その度に図5の表現を作り直さないといけないのかな?
T:どこかのマスへ向かうこの表現を一度作っておけば、別のマスへ向かうときには一部の矢印の向きを変えれば済みそうだよ。例えば「い」へ向かいたいならば、「い」から「あ」へ向かう経路のマスにある矢印を、「あ」から「い」に向かうように変えればいいよね。あと財宝のマスを表す「〇」の位置も適切に変える必要があるから、それも合わせて全部で5個のマスの情報を書き換えればいいね。
S:そうか!「あ」に向かう図5が完成した状態から、「う」に向かう表現に書き換えたい場合なら、財宝のマスも含めて全部で( ソ )個のマスの情報を書き換えれば十分だね。
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