大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問20 (<旧課程>情報関係基礎(第2問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問20(<旧課程>情報関係基礎(第2問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、問いに答えよ。

ユウさんは、キーボードを使って手元をまったく見ることなく英単語を正確に入力する練習をしているが、誤入力が多かった。そこでユウさんは、友人のリンさんが作った、表示された単語を入力するとタイピング中の誤入力を記録してくれるソフトを使って練習を始めた(図1)。リンさんはユウさんのタイピング練習を手伝うため、ソフトが記録した結果を分析することにした。

「bug」を例にした誤入力回数の数え方は次の図2のとおりである。リンさんは図2の数え方に従って、ユウさんの位置ごとの誤入力回数を表1にまとめた。表1の各マスには、誤入力があった場合はその回数を、誤入力がなかった場合は「0」を、各単語の英字を入力し終えた後のマスには斜線を記入した。

ユウさんは、次の表2に示す6個の単語を10回ずつ練習した。リンさんはソフトに記録された結果を見て、表1と同じ手続きで、各英字について10回の練習での各位置の誤入力回数の累計を表2に記入した。また、各単語での累計誤入力回数の合計を求めて、「合計」の列に記入した。

ユウさんとリンさんは表2を見て、気付いたことを次のように話し合った。
リン:ユウさんは「program」の合計誤入力回数が一番多いね。苦手なんだね。
ユウ:うん。二番目に合計誤入力回数が多かった「( キ )」も同じくらい苦手なんだろうね。
リン:あれ?その二つと比べると、字数が多い単語でも「technology」の合計誤入力回数は少ないね。
ユウ:本当だ。これら三つの単語から考えると、字数が多い単語ほど合計誤入力回数が多いわけではないんだね。単語に含まれている英字が異なるせいかな?

リンさんは表2で1回以上誤入力された英字を抽出し次の表3を作成した。表3の各マスには、各単語における各英字での累計誤入力回数を記入した(誤入力が1回もなかった場合は「0」を記入した)。単語に出現しない英字のマスには斜線を記入した。表3を見て、ユウさんとリンさんは話し合いを続けた。

ユウ:「algorithm」と「technology」を比べると、同じ英字でも累計誤入力回数は同じとは限らないね。これら二つの単語に共通して含まれる英字の中で、最も差が大きい場合だと累計誤入力回数が( コ )回違うよ。同じ英字でも、単語によってうまく入力できる場合とそうでない場合があるんだね。
リン:残り四つの単語もあわせて考えると、すべての単語に含まれている「o」の累計誤入力回数はまちまちだね。だから、ユウさんの考えは正しそうだよ。
ユウ:待って。「o」を2個含む単語がいくつかあるよ。「o」1個あたりで考えると、「o」の累計誤入力回数が最も多かった単語は「( サ )」だね。
リン:ところで、苦手なのを克服するためには、累計誤入力回数の合計が上位1位と2位の英字を含む単語を練習するとよさそうだから、次回は「( シ )」を練習したらいいんじゃないかな。
ユウ:うん。そういえば、「technology」の「o」は1個あたりの累計誤入力回数が少ないよ。これは「o」の前にある英字が違うからなんじゃないかな。

( ケ )にあてはまるものを1つ選べ。
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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

 

表3の「algorithm」の単語に含まれる英字「m」について、

累積として誤入力した回数が「ケ」に該当します。

 aeghilmno
algorithm0-0111[ケ]-4

ここで、表2より「algorithm」の箇所を確認しますと、

太字で示した英字「m」が出現するのは9文字目のみとなります。

 誤入力が発生した位置
12345678910合計
algorithm010401016-13

9文字目の「m」は6回と誤入力が発生していますので、

[ケ]に入る誤入力回数は6となります。

選択肢6. 6

正解

冒頭の説明の通り、

「ケ」に入る、

「algorithm」の英字「m」について累積で誤入力した回数は「6」となります。

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