大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問58 (<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問7)
問題文
なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する 表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。
ある高等学校の体育祭は、a~fの6クラスで競い合う。この体育祭の競技は9つあり、競技ごとに試合数が決まっており、20が最大である。各試合の1位から3位までに得点が与えられ、得点の合計により優勝が決まる。競技ごとに得点は異なり、同順位は存在しない。競技には、必ず全クラスが全試合に出場する。また、点差などから作戦を立て、競技への出場者の変更が可能である。
Yさんは、体育祭で使用するシートの作成を大会本部から依頼され、昨年の結果を動作確認のためのテストデータとして使い、シートを作成することにした。
Yさんは、各クラスが各競技で獲得した得点、全競技での合計得点と総合順位を求めるためのシート3総合結果の作成を行うことにした。セル範囲D2~D7の第1競技における各クラスが獲得した得点は、シート1とシート2の値を用いて、
「1位で獲得した得点+2位で獲得した得点+3位で獲得した得点」で求めることができる。これよりシート3のセルD2に入力する計算式のうち「1位で獲得した得点」の部分は、
[ カ ]([ キ ])*得点一覧!( ク )
となり、これに2位、3位で獲得した得点の計算式を加えて、セルD2の計算式を完成させ、セル範囲D3~D7に複写した。
同様にシート3のセル範囲E2~L7には、第2競技から第9競技で各クラスが獲得した得点を求める適切な計算式を入力した。また、他のセルに関しても適切な計算式を入力した。シート3のセル範囲D8~L8の競技ごとの得点の合計は、シート1のセル範囲F2~F10の値と同じであったので、各クラスが獲得した得点の計算が正しいことが確認できた。
( キ )にあてはまるものを1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(情報)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問58(<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する 表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。
ある高等学校の体育祭は、a~fの6クラスで競い合う。この体育祭の競技は9つあり、競技ごとに試合数が決まっており、20が最大である。各試合の1位から3位までに得点が与えられ、得点の合計により優勝が決まる。競技ごとに得点は異なり、同順位は存在しない。競技には、必ず全クラスが全試合に出場する。また、点差などから作戦を立て、競技への出場者の変更が可能である。
Yさんは、体育祭で使用するシートの作成を大会本部から依頼され、昨年の結果を動作確認のためのテストデータとして使い、シートを作成することにした。
Yさんは、各クラスが各競技で獲得した得点、全競技での合計得点と総合順位を求めるためのシート3総合結果の作成を行うことにした。セル範囲D2~D7の第1競技における各クラスが獲得した得点は、シート1とシート2の値を用いて、
「1位で獲得した得点+2位で獲得した得点+3位で獲得した得点」で求めることができる。これよりシート3のセルD2に入力する計算式のうち「1位で獲得した得点」の部分は、
[ カ ]([ キ ])*得点一覧!( ク )
となり、これに2位、3位で獲得した得点の計算式を加えて、セルD2の計算式を完成させ、セル範囲D3~D7に複写した。
同様にシート3のセル範囲E2~L7には、第2競技から第9競技で各クラスが獲得した得点を求める適切な計算式を入力した。また、他のセルに関しても適切な計算式を入力した。シート3のセル範囲D8~L8の競技ごとの得点の合計は、シート1のセル範囲F2~F10の値と同じであったので、各クラスが獲得した得点の計算が正しいことが確認できた。
( キ )にあてはまるものを1つ選べ。
- 第1競技順位!B$3~B$22
- 第1競技順位!B$3~B$22,A2
- A2,第1競技順位!B$3~B$22,1
- 第1競技順位!B$3~B$22,A2,第1競技順位!B$3~B$22
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この過去問の解説 (1件)
01
シート3「総合結果」のセルD2に、クラス"a"が第1競技の20試合の中で、1位になって得た得点を求める式を入力します。
必要なデータは「第1競技順位」のシートの中でセルB3~B22の範囲にあるクラス名"a"の個数、および「得点一覧」のシートの中の「第1競技」の「1位」の得点です。
まず、「第1競技」の「1位」の得点ですが、「得点一覧!B2」で参照することができます。ただ、セルD2に入力するこの式を下のセル(D2~D7)に複写すると、相対参照によってセル「B2」の部分が「B3」、「B4」と順に変化してしまいます。よって、下方向に複写しても行番号が変化しないように、行番号を絶対参照にし、「B$2」と入力する必要があります。よって、「第1競技」の「1位」の得点の参照先は「B$2」となります。
次に、クラス"a"が第1競技で1位になった回数ですが、「第1競技順位」のシートの「B3~B22」の範囲にあるクラス名"a"を数えることになります。"a"だけを数えるので、「COUNT」関数ではなく、「COUNRIF」関数を使って、"a"の文字だけを数えます。これより「COUNTIF(第1競技順位!B3~B22、"a"」という式が考えられますが、この式を下方向に複写して次の"b"クラス、"c"クラス・・も順にカウントしなければならないので、「COUNTIF」関数の最後の引数の"a"の部分を、全てのクラス名が表示されてある「A列」のセル「A2」としなければなりません。
また、カウントするセル範囲の「第1競技順位!B3~B22」ですが、こちらも相対参照によって、下のセルに複写すると行番号がずれていってしまうので、行番号を固定するため(行番号を絶対参照とするため)「1競技順位!B$3~B$22」としなければなりません。
よって、セルD2に入力する式は、「COUNTIF(第1競技順位!B$3~B$22、A2)*得点一覧!B$2」となります。
以上より、解答欄(キ)には「第1競技順位!B$3~B$22、A2」の選択肢の番号が入ります。
「COUNTIF()」の式の書式は、「COUNTIF(セル範囲、検索条件)」となっていて、引数(関数に渡すデータ)は2個となっています。
「第1競技順位!B$3~B$22」だとすると、1位になったときの得点を求める式は、「COUNTIF(第1競技順位!B$3~B$22)*得点一覧!(ク)」となり、「COUNTIF()」の引数が1個しかありません。よって、求める結果を得ることはできず、正しくはありません。
解説の冒頭で述べたとおり、正しい式です。
「COUNTIF()」の式の書式は、「COUNTIF(セル範囲、検索条件)」となっていて、引数(関数に渡すデータ)は2個となっています。
「A2、第1競技順位!B$3~B$22、1」だとすると、1位になったときの得点を求める式は、「COUNTIF(A2、第1競技順位!B$3~B$22、1)*得点一覧!(ク)」となり、「COUNTIF()」の引数が3個になります。よって、求める結果を得ることはできず、正しくはありません。
「COUNFTIF()」の式の書式は、「COUNTIF(セル範囲、検索条件)」となっていて、引数(関数に渡すデータ)は2個となっています。
「第1競技順位!B$3~B$22、A2、第1競技順位!B$3~B$22」だとすると、1位になったときの得点を求める式は、「COUNTIF(第1競技順位!B$3~B$22、A2、第1競技順位!B$3~B$22)*得点一覧!(ク)」となり、「COUNTIF()」の引数が3個になります。よって、求める結果を得ることはできず、正しくはありません。
「COUNTIF()」 の関数の使い方が分かっていれば、すぐに解けたと思います。関数を使うときは、引数(関数に渡すデータ)が適切に設定されているかどうかを最初に確認していく必要があります。
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