大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問55 (<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問8)
問題文
なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する 表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。
Nさんは、「猫はどのように1日を過ごしているのだろう?」と疑問をもった。そこで、猫に位置情報と時刻を記録し蓄積する装置をつけ、猫が滞在する場所を調査し、観察しに行くことにした。なお、この装置は猫の行動を妨げない小型軽量の首輪型のもので、猫から装置を回収してデータを読み出すことができる。
Nさんは、位置情報から猫が長く滞在する場所を見つけ出そうと考え、次のように調査とデータ処理を行った。
まず、ある1匹の猫に装置をつけ、ある日の15時から24時間にわたりデータを取得した。その後、シート3位置情報データを作成して、予備実験と同様に4項目を装置から読み出して列Aから列Dに入力した。
エラーの出現状況について確認したところ、エラーが連続して出現しているケースはなく、最初と最後のデータにもエラーはなかった。そこで、「エラー」の行のx座標、y座標はそれぞれ直前と直後の座標の平均値に置き換えることにした。まず、セルE2、セルF2にそれぞれセルC2、セルD2を複写した。
次に、セルE3に計算式IF([ ク ],[ ケ ],C3)を入力してセル範囲E4~E720とセル範囲F3~F720に複写した。最後に、セルC721、セルD721をそれぞれセルE721、セルF721に複写してシート3を完成させた。
次に、猫が滞在する場所を見つけやすくするため、位置情報を10m✕10mのブロック単位に変換することにした。シート4猫の滞在場所を作成し、列Aに通し番号を、列Bに時刻をシート3から複写した。シート3のx座標(処理後)、y座標(処理後)の値を1の位で切り捨てる(ただし値が負の場合、例えば−4は−10に、−11は−20に切り下げる)ため、シート4のセルC2に適切な計算式を入力し、セル範囲C3~C721とセル範囲D2~D721に複写し、x座標(処理後)とy座標(処理後)を変換した。
変換した座標を使って、猫が滞在する場所かどうかを判断しようと考えた。
そのため、列Eに滞在判定を追加し、当該座標と直後の座標が同じ場合は「滞在」を、そうでない場合は「移動」を表示することにした。そこで、セルE2に計算式IF([ コ ]([ サ ],[ シ ]),"滞在","移動")を入力し、セル範囲E3~E720に複写してシート4を完成させた。
滞在判定が「滞在」と表示された座標を、観察しに行く場所の候補とすることにした。
[ ク ]にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(情報)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問55(<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する 表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。
Nさんは、「猫はどのように1日を過ごしているのだろう?」と疑問をもった。そこで、猫に位置情報と時刻を記録し蓄積する装置をつけ、猫が滞在する場所を調査し、観察しに行くことにした。なお、この装置は猫の行動を妨げない小型軽量の首輪型のもので、猫から装置を回収してデータを読み出すことができる。
Nさんは、位置情報から猫が長く滞在する場所を見つけ出そうと考え、次のように調査とデータ処理を行った。
まず、ある1匹の猫に装置をつけ、ある日の15時から24時間にわたりデータを取得した。その後、シート3位置情報データを作成して、予備実験と同様に4項目を装置から読み出して列Aから列Dに入力した。
エラーの出現状況について確認したところ、エラーが連続して出現しているケースはなく、最初と最後のデータにもエラーはなかった。そこで、「エラー」の行のx座標、y座標はそれぞれ直前と直後の座標の平均値に置き換えることにした。まず、セルE2、セルF2にそれぞれセルC2、セルD2を複写した。
次に、セルE3に計算式IF([ ク ],[ ケ ],C3)を入力してセル範囲E4~E720とセル範囲F3~F720に複写した。最後に、セルC721、セルD721をそれぞれセルE721、セルF721に複写してシート3を完成させた。
次に、猫が滞在する場所を見つけやすくするため、位置情報を10m✕10mのブロック単位に変換することにした。シート4猫の滞在場所を作成し、列Aに通し番号を、列Bに時刻をシート3から複写した。シート3のx座標(処理後)、y座標(処理後)の値を1の位で切り捨てる(ただし値が負の場合、例えば−4は−10に、−11は−20に切り下げる)ため、シート4のセルC2に適切な計算式を入力し、セル範囲C3~C721とセル範囲D2~D721に複写し、x座標(処理後)とy座標(処理後)を変換した。
変換した座標を使って、猫が滞在する場所かどうかを判断しようと考えた。
そのため、列Eに滞在判定を追加し、当該座標と直後の座標が同じ場合は「滞在」を、そうでない場合は「移動」を表示することにした。そこで、セルE2に計算式IF([ コ ]([ サ ],[ シ ]),"滞在","移動")を入力し、セル範囲E3~E720に複写してシート4を完成させた。
滞在判定が「滞在」と表示された座標を、観察しに行く場所の候補とすることにした。
[ ク ]にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
- C3="エラー"
- C$3="エラー"
- $C$3="エラー"
- D3="エラー"
- D$3="エラー"
- $D$3="エラー"
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「C3="エラー”」です。
計算式IF([ ク ],[ ケ ],C3)では、「エラー」の行の場合に、x座標とy座標をそれぞれ直前と直後の座標の平均値に置き換えます。
表計算ソフトウェアの説明(リンク)より、IF(条件式,式1,式2)を用いれば、条件式を満たす場合と満たさない場合に表示する値を指定できます。
式2である「C3」は、条件式を満たさない場合(偽)に表示するので、条件式は「エラーの行であること」だと分かります。
列Eは「x座標(処理後)」なので、処理前のx座標である列Cがエラーかどうかを判定します。
よって、「C3="エラー”」が答えです。
なお、セル番地の列、行の文字や番号の前に記号$をつけると、複写しても列や行が固定されてしまいます。
問題文より、セル範囲E4~E720(他のデータのx座標)とセル範囲F3~F720(y座標)に複写することを考えると、記号$は不要です。
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02
このセルの役割は、C3~D720 にエラーがあった場合に、そのデータを処理するためのものです。
ですから、C3~D720 にエラーがあるかのIF文となります。
今考えているのは、E3セルについてです。これがE4~E720 及び F3~F720 と複数列、複数行に複写されます。
ですので、C3~D720 にエラーがあるかの処理をしたいので、行と列を固定する$マークが不要だとわかります。
そして、E3セルでは X座標について考えていて、C3のデータ(X座標) を見ると良いとわかります。
以上により、解答は、 C3="エラー" とわかりました。
C$3 を条件式に入れてしまうと、E4~E720 に複写したときも、すべてでC3セルを指定することとなり、
C4~C720 のエラーを検知できません。
さらに、F3~F720 に複写すると、いずれのセルでもD3セルを指定することとなり、
D4~D720 のエラーを検知できません。
$C$3 を条件式に入れてしまうと、
これに加え、F3 セルに複写したときも、C3セルを指定することとなり、
D3 のエラーを検知できません。
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03
この問題のポイントは、セルE3に入力した計算式は複写されることを考えることです。
E3では、C3に入力されているのがエラーかどうか判断して、真であれば直前と直後の座標の平均値に書き換え、偽であればそのまま書き写す操作をすればよいです。
したがって、複写をすることを考慮して条件には C3="エラー"、式1には(C2+C4)/2、式3にはC3とします。
よって、正解はC3="エラー" になります。
E3のみのセルであれば正しいですが、複写をする場合に条件がC3に固定されてしまうため不正解
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