大学入学共通テスト(情報) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問77 (<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問17)

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問題

大学入学共通テスト(情報)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問77(<旧課程>情報関係基礎(第4問) 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

Nさんは、分析が趣味である。ある競技を観戦し、興味をもったので結果を集計し分析することにした。この競技の試合は、1人対1人で行われ、攻撃の順番を決め交互に攻撃を行い、得点を競う形式である。勝敗は、得点の多い者が勝者、少ない者が敗者となり、両者の得点が等しい場合は引き分けとなる。それぞれの試合で、先に攻撃を行うことを先攻、後に行うことを後攻という。
この競技を4人で競い合っている。各選手は他3人の選手と50試合(先攻25試合、後攻25試合)ずつ合計150試合、全体では300試合を行い、勝率により順位を決定する。勝率は、引き分けを除いた試合数で勝ち数を割って計算する。

次の文章を読み、空欄[ ツ ]に入れるのに最も適当なものを、後の解答群のうちから一つ選べ。なお、以下の問題を解答するにあたっては、使用する表計算ソフトウェアの説明(リンク) を参照するとよい。

残り試合数が少なくなり、Nさんは、現在順位1位の渡辺選手が、残り試合のうち何勝すれば最終的に1位になるかを調べることにした。ただし、引き分けを含めた分析は複雑なので、引き分けを考えずに分析を進めた。シート2を拡張してシート5勝率一覧を作成し、残り試合中の勝ち数により各選手の勝率がどのように変化するかを表示した。

まず、8行目には各選手の残り試合数を表示した。9行目から12行目には各選手の他選手との残り試合数を表示した。例えば、セルC10は、渡辺選手と東選手との試合があと5試合残っていることを表す。また、セル範囲B13~B26は、残り試合中の勝ち数を表す。セル範囲C13~F26には、セル範囲B13~B26に対応させ、各選手の現在までの勝ち数と残り試合での勝ち数を合計した場合の勝率を表示した。例えば、セルC13は渡辺選手が残り試合を0勝10敗とした場合の勝率となる。また、残り試合数を超えている場合には「*」を表示する。そのために、セルC13に次の計算式を入力し、セル範囲C14~C26とセル範囲D13~F26に複写した。
IF(C$8<[ タ ],"*",(C$3+[ タ ])/(C$3+C$4+[ チ ]))
27行目には各選手が残り試合をすべて勝った場合の勝率を最高勝率として表示した。他選手の最高勝率を、渡辺選手の勝率が上回れば渡辺選手は確実に1位となる。28行目には、他選手の最高勝率を上回るために、渡辺選手が必要な勝ち数を表示する。ただし、渡辺選手が残り試合をすべて負けても、渡辺選手の勝率が上回る場合には「-」を表示する。ここで、検索条件として比較演算記号とセル番地を使用する場合には文字列として連結する必要があるので、"<="&D27と指定する。これらより、セルD28に次の計算式を入力し、セル範囲E28~F28に複写した。
IF(D27<[ ツ ],"-",COUNTIF([ テ ],"<="&D27))
完成したシート5を見直すと、( ト )ことや( ナ )ことがわかった。Nさんは、現状を把握でき、より関心をもって試合を観戦することができた。
問題文の画像
  • B13
  • B$13
  • $B13
  • C4
  • C$4
  • $C4
  • C5
  • C$5
  • C8
  • C$8
  • $C8
  • C13
  • C$13
  • $C13

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この過去問の解説 (2件)

01

IF(D27<[ ツ ],"-",COUNTIF([ テ ],"<="&D27))

この式の役割は、「他選手の最高勝率を上回るために、渡辺選手が必要な勝ち数を表示する」です。

 

  [ ツ ]の解答

ここに入るのはD27と比べる基準です。ここでD27は「他選手(例:東選手)が残り試合を全勝したときの最高勝率」です。

この式で「-」を出す条件D27<[ツ]は、渡辺選手が残り試合を全敗(=残り勝ち数0)でも相手の最高勝率を上回っているか

を判定しています。
したがって[ツ]は、渡辺選手の“残り勝ち数0”のときの勝率(表の C13)を指す必要があります。

さらに、式をE28~F28に複写しても、渡辺選手の基準セルは動いてはいけないので、

列Cを絶対参照にします。

[ ツ ]=$C13

 

  [ テ ]の解答

他選手の最高勝率を上回るために、渡辺選手が必要な勝ち数を表示する

COUNTIF([ テ ],"<="&D27)

相手選手(例:東選手)の最高勝率D27に対して、渡辺選手の勝率一覧(残り勝ち数0〜残り試合数まで)の中で

「D27以下が何個あるか」を数えます。

[テ]に入るのは「数える対象の範囲」です。
したがって、渡辺選手の列の勝率が並ぶ範囲(C列の13行目から、残り試合数10に対応する23行目まで)を指定します。

さらに、式をE28~F28に複写しても、渡辺選手の基準セルは動いてはいけないので、

列Cを絶対参照にします。

[ テ ]=$C13~$C26

 

まとめると

  IF(D27<$C13,"-",COUNTIF($C13~$C26,"<="&D27))

となります。

選択肢14. $C13

正解です。

まとめ

【point】

◆IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)

 役割:条件により表示や計算を切り替える

 

◆COUNTIF(範囲, 条件)

 役割:条件を満たすセルの個数を返す

 例:COUNTIF($C13~$C23,"<="&D27) のように、範囲は固定・条件側は比較対象セルを使う

 

◆絶対参照の型:$列$行(横コピー・縦コピーでも参照が動かない)

 ※横にコピーするなら「基準の列」を$Cのように固定するのが基本

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02

渡辺選手が残り試合をすべて負けても、渡辺選手の勝率が上回る場合には「-」を表示する

ことに気を付けましょう。

また、この数式はD列からF列までの複数列で用いられていることを踏まえます。

--

今D27 が表すのは、「各選手」の最大勝率です。

これを、「渡辺選手が残り試合をすべて負けたときの、渡辺選手の勝率」が上回るかを調べればよいわけです。

それを表すセルは C13 なわけですが、 複数列で用いられても渡辺選手の情報は C列で固定されますから、 $をCの前につけておく必要があります。

選択肢14. $C13

よってこの選択肢が正答となります。

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